ライフサポートふくしま「霊山里山プロジェクト」活動開始!(2009年6月10日)
昨年のライフサポートふくしまの設立において、「生活安心ネットワーク相談事業」とともに2大柱のひとつである「生きがいと社会貢献活動“文化・ボランティア事業”」を推進することが確認されました。
文化ボランティア事業については、当面県北地域をモデルに「伊達市霊山地区」の遊休耕作地を活用した「霊山里山プロジェクト」を行うことが、去る5月25日開催のライフサポートふくしま総会で確認されました。
受けて、去る6月10日、活動を開始しました。
今、現役組においては、仕事のやりがいや充実と、家庭や地域での多様な生き方を両立させる社会をめざし、「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和)の必要性が強調されています。
地域社会は、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が実現できる場であることが求められています。
また、団塊の世代が退職し、職域を中心とした生活から地域を中心とした生活を送る者が急増してきています。
今まで仕事を通じて充実感や達成感を得てきた住民の自己実現意欲が、今後は地域活動に向けられるケースも増えてきます。
退職後にやりたいことについて、各種調査では、家庭菜園や市民農園など農作業をしたいという方が上位を占めています。
また、内閣府の調査によれば、今後NPOやボランティアに参加したいと考えている人は5割を超えています。
こうした要求の両方を満たす事業ということで、「生きがいと社会貢献活動“文化・ボランティア事業”」への参加者を呼び掛けていました。
昨年は、この事業のヒントを得るために、2008みどりの大賞に選ばれた「夕日ヶ丘森花(しんか)倶楽部」の活動(岳温泉の夕日ヶ丘の4ヘクタールの森で、万葉集に詠まれた岳温泉にちなんだ歌碑建立、里山の散策路整備、動植物の観察会、古道散策などの自然の保護・活用を展開。星空観察会、押し花アート教室や囲碁・将棋大会、陶芸教室など会員が「先生」を務める多様な教室も開いている。モットーは「やりたい人が自主的に森の保護・整備をする。強制はしない」活動後の温泉入浴も活力源だ。自然体の活動が注目され、子供会、老人クラブ、企業などから参加依頼が相次ぎ、国際協力機構(JICA)留学生との交流も開いている。会員は、森林インストラクター、教師、医師、会社員、陶芸家・・・」)を学びました。
今年は、いよいよ行動に移す時です。
土地を提供していただける人、農業機械を貸していただける人、農業を教えてくれる人が揃い、里山プロジェクトが活動できることとなりました。
霊山地区は中山間地であり、中山間地の農業は、この霊山地区に限らず、日本全国で、高齢化などにより、衰退の一途を辿っています。
土地を提供していただける人は、これからも増えることが予想されることから、今後この里山プロジェクトに参加する会員を数多く募っていく計画です。
福島市内から車で約20分、近隣には農業資材を扱う店舗もあり、また休息できる家や集会所もあって、たいへん便利な立地といえます。
6月10日は、10名の参加で、取り敢えず約7畝ほどの畑に、「さつまいも」「とうもろこし」「茄子」「ピーマン」「枝豆」「大豆」「かぼちゃ」などを植えてきました。
成長具合など、またホームページで随時お知らせしてまいります。
興味のある方は、ぜひ、県生協連(TEL:024-522-5334)もしくは県労福協(TEL:024-521-5464)まで、ご連絡ください。
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