食育学習会「感じる食育、たのしい食育」が開かれました(2008年7月25日)
県連ではこれまで「食」に関する日生協のフェスティバルへの参加や自己企画の現地実習学習会、あるいは会員生協主催の「食」に関する実践活動から「食育」とは何か、なぜいま「食育」なのか、またその考えを実践するにはどうすればよいのかなどを会員生協のリーダーさんと学び、会員生協の活動がさらに深められることを進めてきました。
今年は「食育」についての考え方・とらえ方についてさらに幅を広め、若いお母さんや子どもたちに「食」の大切さ、また楽しさについても知っていただくための具体的実践について学習を深めることにしました。
学習会は7月25日、福島市の労金ビル5階大ホールを会場に行なわれました。県連「たべるたいせつ委員会」の委員さんをはじめ、会員生協で「食」「食育」などの活動をされているリーダーさんなど32名の参加がありました。
講師には「食の探偵団」を結成し、全国でご活躍されているサカイ優佳子氏・田平恵美氏の両氏をお招きしました。
午前の部では「感じる食育、楽しい食育」と題して、(1)100年前にすでに日本では村井弦斎の「食道楽」ですでに「食育」というものがあったが、当時と現在との「食」・「食べること」について変わった点、変わらない点 (2)五感を生かし語感をつかむ「食育」 (3)食卓の以前と以後に目をむける「食育」、についてお話していただきました。
午後の部では五感を使う食育のワークショップに入りました。(1)スペシャルドリンクの材料を考える (2)臭いから、目隠しされた材料を考える (3)遮蔽された箱に入った食物を手触り感だけの言葉から聞いた相手がその食品名を考える (4)同じ食材の味の違いを言葉で表す、の4つについて5つのグループで進められました。
このワークショップを通して、研ぎ澄まされた五感という言葉はありますが、これに達するのにはやはり相当な学習・訓練・経験が必要なことが分かりました。私達の通常の五感(特に臭、触、味)はいかにぶれがあり曖昧であるかがわかり、ある意味で楽しく、子どもたちに「食」「たべること」「いのち」を知らせる関心を持たすには、おもしろく楽しい導入になるのではないかと思った学習会でした。
講演後の感想にも「実生活と同じ目線のお話なので参考になった」「私の生協の活動のイメージにのせることができそうです」「子育て支援でぜひ取り入れたい」「改めて食の原点から学べたことはとても良かった」などの声がたくさんありました。
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開催挨拶をする県連「たべるたいせつ」委員会
舟木委員長 |
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会場のようす(午前の部) |
講師のサカイ優佳子氏(左)、田平恵美氏(右) |
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グループに分かれてのワークショップ |
ワークショップ・味くらべ |
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