根本 匠 食品安全委員会担当副大臣と食の安全･安心についての懇談会が開かれました
（２００２年１１月９日）

　１１月９日、郡山ビューホテルアネックスにおいて、会員生協の役職員・食の安全推進委員など３０名と根本匠食品安全委員会担当副大臣との「食の安全・安心についての懇談会」が開催されました。

　この会は、この間、BSE問題を中心とする一連の大きな食品事件･事故の発生から、政府は食の安全行政の抜本的改革を進めるため、今年６月「今後の食品安全行政のあり方について」を出しましたが、これがどのようなものであり、具体的にはどのような改革となるのかを、お聞きするために開かれました。

　根本副大臣からは、消費者の健康保護を最優先に、食品安全行政にリスク分析手法を導入し、食品のリスク評価を行う「食品安全委員会（仮称）」の設置と消費者の保護を基本とした包括的な食品の安全を確保するための法律として「食品安全基本法（仮称）」の制定を進めているとし、その概要が話されました。

　現在、平成１５年の通常国会への提出に向けて、法案の準備、関係法との調整などが進められているとのことでした。

　説明後、参加者から質問・意見が出されましたが、「まだ骨格ができたというところで細かい項目についてはこれからの扱いとなる」と話されました。

　このあと、同席した日本生協連の布藤常務から、これまでの運動と政府との折衝の経緯などが詳しく報告され、これからの運動の取組みを確認して閉会となりました。

根本食品安全委員会担当副大臣	３０名の参加者でした	政府との折衝を報告する布藤常務