「『食の安全』学習会」が開催されました(2002年6月28日)
6月28日、福島市の労金ビル5階大ホールで各生協の食の安全推進委員の方など55名参加のもと「食の安全」学習会が開かれました。
これは、昨年12月の国会で日生協を中心に全国の生協が署名運動を進めてきた「食品衛生法改正と運用強化を求める請願」が採択された後、国会・政府での「食の安全」に関する取り組み方、進み方がどのように何処まで進んでいるのかを整理・把握するために行われました。
講師には日生協組合員活動部北村洋さんを迎え次の内容の講演をしていただきました。
- 生協が「食の安全を守るためには社会的しくみが必要だ」とした考え方を以前から持って運動を進めてきたこと。
- 昨年からのBSE問題をはじめとする、食品偽装表示問題出現からの流れの中での国をはじめとする行政のしくみ・対応の実態について。
- 与党や政府での新たな「食の安全を確保するためのしくみ」の設置案やそれに伴う新法や関係法の改正などの状況。
現在まででは、消費者(国民)保護の観点からの日生協試案がかなりの項目で取り入れられ、新たな行政組織として、リスクアナリシスの考えを取り入れた食品安全委員会(仮称)の設置、食品安全基本法(仮称)の制定が進められ、私達の運動の成果が生きているという報告がされました。
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講演する日本生協連 北村 洋氏 |
各生協から55名が参加しました |
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