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福島県連の活動

2009ピースアクションInナガサキに参加しました(2009年8月7日〜9日)

 今年の8月9日は、長崎原爆投下から64年目となります。

「被爆者への想いを寄せる」をテーマに開催された「ピースアクション IN ナガサキ」に県内から6名(コープふくしま1名・コープあいづ2名・福島県南生協1名・県連1名)が参加しました。

 長崎市では、同時に「世界平和市長会議」が開催され、また様々な集会に参加する、各団体の横幕や幟旗が立ち、街全体が騒然と、また厳粛な雰囲気となっていました。

 初日7日は、長崎市に着いて早々に「長崎原爆資料館」を見学しました。参加者はそれぞれに館内を見学しながら、改めて被爆の惨状を知り怒りを覚え、こみあげるものがあったようです。館内にある年表を見ると、原爆投下の翌年から既に原爆実験が行なわれていました。そしてそれは途切れることなく年々増加しています。私たちの核兵器廃絶への願いを打ち砕くような核実験こそ、即時に廃止してほしいと強く思いました。

 8日の午前中は、分科会「生協平和のまち歩き〜被爆校舎に耳をすませば〜」に参加しました。まさに炎天下。2時間のまち歩きの中で、今も町のいたる所に残る被爆の跡、防空壕などをガイドさんの案内のもと見学しました。このガイドの方も被爆者の方で「目で見たもの、耳で聞いたものは伝えられますが、あの時の臭いは伝えられません」と言いながら、被爆後に身体中に蛆虫が湧いて苦しんでいた青年の話をしてくれました。また今も残る城山小学校の被爆校舎では、被爆し亡くなった先生方のお名前と年齢があり、その若さに絶句してしまいました。長崎の原爆で亡くなった方は、今年の8月9日時点で14万9266人となっています。先生方の名前を見た時に、亡くなった人数で受けとめるのではなく、そのお一人お一人に思いを馳せることが出来ました。

 午後は、「虹のひろば」に参加しました。高校生1万人署名活動で頑張っている高校生の挨拶は、被爆地長崎での平和への願いが若い世代に確実に伝わっていることが分かり、この願いを全国に広めなくてはと強く思いました。「虹のひろば」終了後は「平和憲法・九条を考える全国生協組合員活動交流会INナガサキ」に参加、福島県からは「福島県九条の会」の活動報告をしてきました。参加した生協からは、日頃から取り組まれている平和活動の報告があり、福島県からの参加者は熱心にメモをとりながら聞いていました。

 その後「核兵器なくそう女性のつどい2009」にも参加。ここでは、海外6カ国からの様々な立場の女性からの報告があり、立場は違っても核兵器廃絶の願いは一緒の思いを強くしました。

 最終日の9日は、長崎市主催の「慰霊平和祈念式典」に参列しました。粛々と献花・献水が行なわれました。黙祷では広い式場が水を打ったように静かになり、64年前投下された原爆で犠牲になられた方々へ、核兵器廃絶を誓いました。

 参加された皆さんからは、各生協にこの思いを持ち帰って、平和活動を頑張りたいとの感想が寄せられています。1万人署名の高校生の合言葉「微力ではあるが無力ではない」を、それぞれの胸にしまい帰福しました。

平和のまち歩き ボランティアガイドの八木さんと。 平和のまち歩き 浦上天主堂の説明を聞く
平和のまち歩き ボランティアガイドの八木さんと。 平和のまち歩き 浦上天主堂の説明を聞く
爆心地前で 参加者のみなさん 「虹のひろば」高校生の挨拶の様子
爆心地前で 参加者のみなさん 「虹のひろば」高校生の挨拶の様子
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