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福島県連の活動

「第12回ライフプランニング交流会」(2004年6月24日)

 6月24日、第12回ライフプランニング交流会がいわき市の「国民年金健康センターいわき」を会場に県内4つの購買生協から組合員さん66名の参加で開催されました。

 ライフプランニング実行委員会では昨年11月から今年2月にかけて、今回の交流会研修テーマ・講師について検討してきました。ライフプランという観点で私たちを取り巻くいろいろな問題あるいはテーマが出されましたが、分かっているようで実はよく分からない、分かろうとするとけっこう複雑な構造を持つ年金について学ぶことになりました。

 先の国会では、本質的な論議をすることなく(未納問題に時間を費やし)、重要な合計特殊出生率(1.29)はひた隠しのまま国会通過を強行しました。

 私たち国民一人一人の将来・老後を左右する年金がかくも簡単に決められてしまったことに「怒り心頭に発する」状態において、正にタイムリーに開催されました。

 講師には今年1月コープとうきょうで講演され、好評を博した東洋大学経済学部助教授の駒村康平先生をお招きし、「『年金改革について』これからの年金〜21世紀型へ」と題して講演していただきました。

 先生からは「社会保障の直面する問題」として、1970年代から1980年代にかけての高度経済成長時代と現在を比較しての社会構造の変化とそれに伴う人口構成の変化・高齢化がもたらす年金維持の難しさ、年金の始まりとその歴史的な経過、さらには先進各国における年金の現状とこれからの日本における年金のあり方などが熱く語られました。

 昼食を挟んでの午後の部では参加者が8グループに分かれ、交流を兼ね午前の部の講演内容について感想を出し合い、質問点を各グループ2〜3項目にまとめていただきました。

 各グループから質問内容(23項目)が発表され、講師から一つずつ説明していただきました。質問の中には年金の制度や用語に対するものだけではなく、「以前と違う年金額に対して、国民一人一人は何を我慢しなくてはならないのか」「老後の人生は何に価値を見出して生きればいいのか」などについてもありました。

 また、参加された皆さんは「前半は難しかった、後半に私たちの質問に答えていただく時間が長かったのは、とても良かったと思います」というように難しい内容ではあったが、分かりやすく話していただいた研修会になりました。

 限られた時間で複雑な構造の年金について詳しく、かつ現在報道などで論議されている部分にも触れていただき、議論の核心についても理解することができました。

午前午後にかけて約3時間講演された
東洋大学助教授駒村康平先生
司会はいわき市民生協
大川幸子さん
66名の参加がありました
参加者は熱心に聴き入りました グループごとに感想・質問をまとめます。
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