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福島県連の活動

「ふくし de まちづくり研修会」が開催されました(2004年9月7日)

 9月7日、県生協連の福祉活動推進委員会の主催で、福島市の労金ビル5階大ホールにおいて「ふくし de まちづくり研修会」が県内の生協の福祉活動の責任者31名が参加して開かれました。

 これまで生協はさまざまな福祉活動を行なってきましたが、この活動を更に地域に広げ、地域の福祉活動の一つとして役立ちたいと考える中で、福祉活動推進委員会は、現在全国の市町村が作り始めている「地域福祉計画」について学習し理解を深めてきました。

 そこで、今回、行政の側からの「地域福祉計画」についての考え方や現在の策定の進捗状況をお聞きするとともに、私たちが「地域福祉計画」の策定に関われる力量を養うためにこの研修会が開催されました。

 講師には、福島市健康福祉部福祉課主幹の佐藤健一氏、日本生協連福祉事務局佐藤博氏をお招きしました。

 午前の部は、佐藤健一氏から「福島市の福祉計画づくり」と題して講演していただきました。

 氏からは、平成12年に新しい社会福祉の基本法として社会福祉法(社会福祉事業法の改正)が成立し、この改正によって地域福祉の推進が明確に位置付けられ、市町村地域福祉計画の策定が規定されたことについて、その考え方を、戦後の日本の近代化とそれに伴っての人口の移動、核家族、少子高齢化、行政の財源の縮小、さらに相互扶助・住民同士の助け合いの希薄化などの実際から丁寧にお話していただきました。また、福島市における計画策定の進行状況、ご苦労なども話されました。

 午後の部は6グループに分かれ、佐藤博氏より「ふくし(ふだんのくらしのしあわせづくり) de まちづくり」と題して、「わたしたちの町の将来像づくり」をワークショップの形で指導していただきました。

 各グループごとに、わたしたちのまちの将来像を描き、今の状況を把握し、状況の中に潜む問題点(わからないこと、調べる必要のあることがら)を整理し、それを調査するための「調査テーマ」の決定まで進みました。

 これからの作業は各グループでテーマに基づいた調査を行い、「ふくしマップ」づくりを進めていきます。3月の発表会までにマップを完成し、これに基づいた行動が開始されることになります。

 法律名で馴染みにくい「地域福祉計画」が意図する社会とこれから間違いなくやって来る現実の社会の理解、そして実際にそれを作り上げるための将来予測を考えた議論とその手法の学習は、参加者全員が納得・満足するものとなりました。

福祉活動の責任者31名の参加でした 「地域福祉計画」を講演する佐藤健一氏
「ふくしdeまちづくり」を指導する佐藤博氏 グループごとに「調査テーマ」を発表
各グループごとに指導して頂きました
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