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福島県連の活動

「環境フォーラム2008 in こおりやま」が開催されました(2008年10月7日)

(開催挨拶をする環境保全ネットワークふくしま 熊谷純一会長)
(開催挨拶をする環境保全ネット
ワークふくしま 熊谷純一会長)

 

 JA中央会、漁連、森連、生協連の4協同組合で結成されている「環境保全ネットワークふくしま」が開催する「環境フォーラム」が10月7日、郡山市の郡山総合福祉センターにおいて開かれました。

 このフォーラムは4つの協同組合が環境活動を進めていくにあたり、年1回開催され環境問題および活動に造詣の深い講師をお招きし、環境を取巻く情勢や現状をお聞きし、環境問題への理解を深め、活動の指針としています。

 今年度は講師に環境問題を自然科学からのみではなく広く経済、平和の観点からも捉え、環境活動をしている団体からも多くの支持を得ている田中優氏をお招きしました。

(講演する田中 優氏)
(講演する田中 優氏)
 講演は「温暖化を引き起こす社会システムをどう変えていくか」の演題で進められ、
(1) 地球温暖化抑制・対策は切羽詰った課題であり、ここ10年くらいの対応で人類の生存年数が決定される。
(2) 今後石油の消費は全く鈍化しないし、100年後を考えれば自然エネルギーとなる。
(3) 二酸化炭素を放出する石油エネルギーの取り合いから戦争が絶え間ないし、戦争が二酸化炭素を出す量は膨大だ。
(4) その戦争に私達のお金がめぐりめぐって使われているが地域の環境活動に回したい。
(開催挨拶をする環境保全ネットワークふくしま 熊谷純一会長)
(5) 二酸化炭素の排出量は私達の家庭より産業が圧倒的に多い。
(6) 家庭での二酸化炭素の排出量削減法の数々の事例。
(7) 石油社会から自然エネルギー社会へ。

のコンテンツで講演していただきました。

 単に温暖化防止・抑制を二酸化炭素の排出削減(特に家庭)に話の焦点を絞るのではなく、将来の世界のエネルギーの埋蔵・産出量とクリーンの度合い・コストからの視点、および現在の石油エネルギーを求める各国の思惑と戦争、そして通常話題とされない戦争から出る二酸化炭素量への言及など広い視野から講演していただきました。

 参加者からは「素晴らしいお話だった。天然エネルギーに進まない国の政策について理解でできた」「平和と戦争がつながっていることが整理されてすっきりした」「お金で人生を縛られず、あくせくせず地球に恩返しのできる暮らし方を考えたい」など多くの感謝と共感が述べられました。

 この後、各構成団体から1年間の環境活動についての報告がなされ、今後の活動を確認して散会となりました。

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