アピール

　 私たちは、農協・漁協・森林組合・生協の四者が協同して環境保全ネットワークふくしまを平成７年に結成しました。毎年“環境フォーラム”を開催して、環境問題について学習し、環境活動の充実・向上を目指してきています。

　 第12回を迎えた今回は、『“地球温暖化”未来を変えるのは私たち！』をテーマに福島地方気象台からの基調講演と映画「濁リゆく海−グレートバリアリーフの生と死」により、“温暖化”がもたらす地球の未来に対する測り知れなく大きな影響について学びました。

　 京都議定書が求めている温室効果ガス排出量の削減は、基準年度（1990年）対比2010年度「6％削減」です。福島県における目標値は1,590万9千トン、2004年度実績2,114万2千トン、目標達成には523万3千トン・25%の削減が必要です。

　 私たちの生活から出る二酸化炭素は1990年対比152.9%と5割以上の大幅増となっています。家庭からの二酸化炭素排出量の最も多いのが電気（38.7％）、次いでガソリン（27.0％）となっています。私たちの生活様式そのものが、二酸化炭素をどんどん排出する仕組みになっているといえます。

　 私たちは、「快適な」「便利な」生活スタイルについて見直し、一人ひとりが二酸化炭素の排出を抑えるための「行動変化」を起こしていくことが大切です。

　 今、私たちが生きている時代の後に続く世代に責任を負うためにも、私たちは「生活のあり方」を変えていくことが大切です。

　 地球温暖化防止のための「エコライフ４つの心がけ」を実行し、また「エコドライブ10のすすめ」を心がけ、次世代の子供たち・孫たちに恥じない「未来責任」を果たしましょう。

　 「環境保全ネットワークふくしま」は、地球温暖化防止を積極的に進めていきます。4つの協同組合傘下の皆さんに「行動変化」を呼びかけ、さらに市民の皆さんにも呼びかけ、福島県の2010年度「8％削減」目標の達成のために、共に奮闘することを誓います。

平成19年10月1日
「環境フォーラム２００７」参加者一同