|

 |
| 菅野 優子 副委員長 |
 |
| 渡部 光恵 副委員長 |
2025年10月15日(水)10:30から、IYC2025全国実行委員会認定事業「第45回福島県生協大会“わたしの国際協同組合年”〜協同組合の魅力再発見〜」福島県生協連組合員活動委員会主催、地産地消ふくしまネット、日本協同組合連携機構(JCA)、福島県労働福祉協議会の後援、一般社団法人福島県労働者福祉基金協会の協力で、ラコパふくしま5階「A・B・Cホール」を会場に開催されました。
今回は、実参加90名で開催しました。
司会を組合員活動委員会菅野優子副委員長にお願いし、開会のあいさつを組合員活動委員会渡部光恵副委員にお願いしました。
その後、主催者を代表して組合員活動委員会の池端美雪委員長から、以下のあいさつがありました。
「今年は、みなさまもご承知のとおり、2012年についで、2回目となる国際協同組合年です。
昨年の生協大会では、2025国際協同組合年プレ企画として、日本生協連の当時副会長、今年から会長となられました新井ちとせ様を講師にお招きし、「LOVEで始めよう!IYC〜まずは お互いを知って学ぶことから〜」をJA福島女性部協議会、福島県漁協女性部連絡協議会の皆様にもご参加いただき、Zoomをつかったハイブリッド型で開催させていただきました。
また、講演のあと、JCAの亀田篤子さんをファシリテーターにお迎えし、JA女性部、漁協女性部の方々とともに、「協同組合に関わってよかったこと」「協同組合のここ、いいな!と思うこと」「協同組合の強みと思うこと」について、意見を交換し合いました。
 |
| 池端 美雪 委員長 |
たくさんの意見が出され、有意義な時間を過ごすことができましたが、協同組合について、私たち、ほんとうにわかっているのだろうか?協同組合に対する思いは、いろいろあって良いと思いますが、2025国際協同組合年にあたって、改めて、協同組合について、生協について、知っているようで知らなかったことなど、再認識をしてみてはどうか?そのうえで、参加者のひとりひとりが、これまでの生協での活動を振り返り、これからの活動の目標を改めて見出していくのはどうか?国際協同組合年は、世界の協同組合が何かイベント的にやるものも大事かも知れませんが、私たちひとりひとりの思いと行動につないでいくことの方が、もっと大事ではないかということで企画をさせていただきました。
午前中の基調講演では、「いまさら聞けない協同組合って?」というテーマで、生協って、協同組合って、なんだろう?あらためて再認識してみましょうということで、日本生協連組織推進本部本部長をなさっておられます近藤麻子様を講師にお招きしました。
 |
| 近藤 麻子 様 |
私たちも長いこと、生協の組合員でしたので、生協のこと、協同組合のこと、いまさら聞けないこともいろいろあるかもしれません。
そこは知っていたつもりでお聞きし、自分のものにしていってください。
午後は、ファシリテーターのプロ青木将幸様をお招きしてグループワークを行います。おそらく皆さんもこれまで経験したことがないと思いますが、スマホを活用したグループワークです。
どんなグループワークになるのか?今からワクワクしています。
青木様に、私たちの協同組合や生協への思い、これからどのような生協運動を進めていったらよいのか、導き出していただき、本日のメインテーマ「わたしの国際協同組合年」を完成させていけたらと考えています。
途中昼食休憩を挟みますが、午後3時までの長丁場となりますが、どうぞよろしくお願いします。」
主催者あいさつの後、「いまさら聞けない協同組合って?」というテーマで、「生協って、協同組合って、なんだろう?あらためて再認識してみましょう」ということで、日本生活協同組合連合会組織推進本部本部長の近藤麻子様を講師にお招きし、基調講演をお願いしました。
基調講演では、「1.協同組合って何?」ということで、協同組合のはじまり物語として、ロバートオウエン、ロッチデール公正開拓者組合、ライファイゼン、二宮尊徳、大原幽学、賀川豊彦といった協同組合に関わる歴史的偉人の話があり、近藤様が、コープこうべ出身ということもあり、コープこうべの前身は灘神戸消費組合でしたが、それ以前の神戸消費組合や灘購買組合の話がありました。
特に、「台所からの革命」とも言われた協同組合運動は、その創生期から女性が活躍。1924年(大正13年)に神戸消費組合、1929年(昭和4年)に灘購買組合に「家庭会」が誕生。料理、生け花、洋裁、編み物などの講習会を開く一方、不用品交換会や政治経済問題を解説する講演会も催し、生協活動への理解を深耕。家庭会は、生協運動の輪を広げると同時に、生活文化活動の基礎を築いたというお話をいただきました。
今は、「家庭会」という呼び名を聞くことが無くなりましたが、「委員会活動」という呼び名で、引き継がれています。私たち「組合員活動委員会」の役割について、改めて、再認識することができたと思います。

その後、「協同組合のアイディンティティに関するICA声明」「国際社会の協同組合に関する認識」「日本の協同組合の規模感」のお話があり、「2.生活協同組合って何?ということで、生協の基本的性格として、「組合員がくらし・地域・社会を守るために 自発的につくった協同の組織」です。組合員がお金を出し合い、一緒になって考え、協同で行動を起こし、自分たちの生活や地域、社会を守り、少しでも豊なものにする。そのための行動の場」、「各種生協の概要」「2024年度の全国の会員生協の事業概況」「地域生協の世帯加入率」「生協と株式会社の違い」などについて、詳しく説明をしていただきました。
そして、「3.あらためて”CO・OP”」ということで、COとOPの間にある「・」 について説明できますか?との問いかけがあり、「Co⇒共に一緒に」「Operative⇒働く活動する」で、「CO・OPは、二つの語を組み合わせたもの。働き合う、捧げ合う、一緒に運営する」という意味で、COOPだと、「とり小屋」「狭苦しい所」という訳ですとの話をいただきました。
昼食休憩を挟み、午後の部は、ファシリテーターに青木将幸様をお招きし、「slido」というツールを使用してのワークショップ「わたしの国際協同組合年」を行いました。
なぜ「slido」のようなツールを使うのか?
イベントでは、日本人にとって「手を挙げて質問をする」というのは非常に難しいです。手を挙げる勇気、なかなか出ないですよね。「ちょっと聞きたいことがあるけど、大したことでもないし、手を挙げるのはやめておこう」と思った経験は、だれにでもあることです。
 |
| 青木 将幸 様 |
しかし、多くのイベントでは質疑応答・Q&Aセッションは必須です。
それが無いと、参加者としてはちょっと寂しいというか…slidoを使用しているイベントでは、参加者はスマホで気軽に、しかも匿名で質問をポンポン投げられます。
ということで、オープニングは、「好物は何ですか?」でした。
参加者は、スマホで、次から次と打ち込んでいました。
画面には、それぞれの好物の名前が表れてきますが、人数の多い好物の文字がだんだんと大きな文字になってきます。

この他にも、「slido」を使ったいろいろな活用を試し、スマホの使い方が分かったところで、いざ本番。
Q1.協同組合を運営していて難しいなと感じるのは?

組合員の高齢化・先細りやスタッフの確保・育成といった人材への悩みが多くありました。
Q2.協同組合をやってきて、よかったなと思うのはどんな時?
この設問もオープニングと同じ、参加者がスマホで、次から次と打ち込んでいくと、同じ答えの文字が大きくなっていきます。

Q3.2025年は国際協同組合年。皆さんの周りで盛り上がってますかー!?

ということで、今のところ、いまいち盛り上がりに欠けているようですね。
あと半年、がんばりましょう!となりました。
この他にも、「みんなでこんなことで話し合ってみたい・企画してみたい・やってみたい」ということを思いついた人に画用紙に書いていただいて、「この指止まれ!」方式で集まってのグループワークも行われ、みなさん、真剣に話し合われていました。
①「福島県産大豆”ふくしま大豆の会“調理教室しませんか?」
②「田んぼの学校(親子で参加)みたいな自然や環境について体験企画やりませんか?」
③「一緒に食育やりませんか?」
④「病院がなくならないようには…どうしたら『いい』?会」
⑤「ゴミ問題。一緒にキエーロやりませんか?」
⑥「『平和活動』どんな企画をつくるか?どう伝えるか?」
⑦「ルワンダの教育を考える会とコラボして何かやってみませんか?」
といった7グループに分かれました。
 |
 |
①「福島県産大豆”ふくしま大豆の会“
調理教室しませんか?」 |
②「田んぼの学校(親子で参加)みたいな
自然や環境について体験企画やりませんか?」 |
 |
 |
| ③「一緒に食育やりませんか?」 |
④「病院がなくならないようには…
どうしたら『いい』?会」 |
 |
 |
| ⑤「ゴミ問題。一緒にキエーロやりませんか?」 |
⑥「『平和活動』
どんな企画をつくるか?どう伝えるか?」 |
 |
 |
⑦「ルワンダの教育を考える会とコラボして
何かやってみませんか?」 |
グループワーク冒頭「Slido」のQRコードをスマホで読み取る参加者の様子 |

|