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第43回通常総会開催

 2023年5月24日(水)13:30より、ラコパふくしま5F「AB会議室」で開催されました。

 「第43回通常総会」は、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症対応総会とし、代議員並びに役員の安全確保を最大理由として、規模縮小、時間短縮で開催しました。

 例年ご祝辞をいただいているご来賓につきましては、時間短縮の関係上、ご臨席をご遠慮いただきました。

 総会を司る議長を含む、各会員生協の代表と出席を希望する代議員15名の実出席のもと、委任出席0名、書面出席50名、計65名の全員出席となりました。

 役員については、任期満了に伴う改選期のため、23名が出席しました。

 また、役員候補者4名と北海道・東北地連の丸谷事務局長が傍聴の許可を得て、出席しました。

 合計93名の出席で総会が開催されました。

 冒頭、総会運営規約第3条1項において「会長又は会長の指名した理事は、出席した代議員が定款第52条に定める定足数に達したときは、出席状況を会場に報告し、開会を宣言する。」とあることから、佐藤一夫専務より、以下の報告がありました。

 定款第54条の規定「代議員の選出、定数等必要な事項は、別に定める代議員選出規約による。」及び代議員選出規約第2条「代議員は、会員の役職員又は組合員の中から会員の代表者の推薦により選出されるものとする。」により、選出された代議員総数は65名となっています。

 ただ今の出席代議員数は、実出席代議員15名、委任状提出代議員0名、書面議決書提出代議員50名の計65名の出席となっており、定款第52条1項の規定「総会は、代議員の半数が出席しなければ議事を開き、議決することができない。」により、全員出席となっておりますから、本総会は成立しております。

 総会運営規約第3条1項の規定により、「第43回通常総会」をただ今より開会することを宣言します。

菅野 優子 議長

 議長に、みやぎ生協・コープふくしま選出の菅野優子代議員を選任し、その後、議長より、総会運営規約第25条1項の規定による傍聴の許可があり、議事に入りました。

 冒頭、吉川毅一会長より、以下のあいさつがありました。

「福島県生協連の第43回通常総会に、県内各地からご出席いただきました代議員のみなさん、ご苦労さまです。

 新型コロナウィルス感染症も、発生から3年を経過し、ようやく終息するような気配となりましたが、引き続き注意は必要かと思います。そうしたこともあり、今年は、昨年までの書面議決ではありませんが、規模を縮小しての実出席での開催とさせて頂きました。

吉川 毅一 会長

 昨年の総会以降、この1年間、各会員生協におかれましてはコロナ禍の中、それぞれの事業分野で、それぞれの事業エリア・活動エリアで、組合員と地域の暮らしを守り支えるため、様々な取り組みをされてこられたと思います。あらためて、そのご努力に心から敬意を表するとともに、県生協連の活動に、ご参加とご協力を頂きまして御礼申し上げます。

  昨年度は、ロシアのウクライナへの軍事侵攻を契機として、エネルギー価格も含めた記録的な値上げの1年となりました。今年も値上げラッシュの傾向は続くものと思われます。

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、物価高を招いただけでなく、今では核兵器の使用も示唆する発言も飛び交い、世界の安全保障が脅かされる状況を招いています。北朝鮮の度重なるミサイル発射などもあり、岸田内閣は、国会での審議を経ることなく、反撃能力の保持を含む。「安保3文書」を閣議決定し、23年度から27年度の5年間で43兆円を超える防衛費の増額を決定しました。昨日の国会では、その財源に東日本大震災の復興特別所得税の転用が可決され、社会保障の引き下げや将来的には消費税の増税などで賄おうとしています。今でさえ厳しい私達の暮らしに追い打ちをかけるような税負担には、到底耐えることはできません。私たちの税金は軍備増強ではなく、社会保障の充実にあて、国民の命と暮らしを守るために使うよう求めていきたいと思います。

 東日本大震災と津波、原発事故から丸12年が経過しました。復旧、復興が進みつつありますが、その中で、トリチウムを含むアルプス処理水の海洋放出がこの夏から始まろうとしています。県内外の理解も関係者の理解が進まない中で、国と東京電力は、放出後の対策に軸が移っています。会員生協の皆さんにも海洋放出反対の署名にご協力を頂きましたが、多くの様々な懸念が出されていますので、引き続き、海洋放出はせず、それに代わる対応をするよう求めるとともに、県産の農・水・畜産物の消費拡大に取り組んでいきたいと思います。

  加えて、政府は、高騰する電気料金の抑制と脱炭素政策と称して、今までの耐用年数基準を超える原発の再稼働や次世代型原発の建て替え・新設を柱とする原発の基本方針を決定しました。福島の教訓を忘れず、原発に依存しないエネルギー政策の推進を求めていくことも大事な課題となっています。

 今総会は、こうした情勢の中で、各会員生協の力を寄せ合い、事業活動と組合員運動を進めていくための今年1年間の活動方針を確認する大事な総会になります。役員改選もございますので、代議員の皆さまの活発な議論をよろしくお願いします。

ご苦労さまです。」

 その後、佐藤一夫専務より、本日の総会については、代議員の皆さんには、既にお読み取りいただいて、ご出席いただいているかと存じますし、50名の代議員の方々から全議案賛成との書面議決をいただいている関係上、簡潔に報告提案したいとの断りがあり、以下の議案が一括で報告提案されました。

第1号議案
2022年度活動報告並びに決算報告・剰余金処分案承認の件
監査報告 管野敏夫特定監事
第2号議案
2023年度活動計画(案)承認の件
第3号議案
2023年度収支計画(案)承認の件
第4号議案
役員選任規約改定(案)承認の件
第5号議案
役員報酬限度額決定の件
第6号議案
役員退任慰労金支給の件
第7号議案
役員(理事22名・監事3名)選任の件

全体区理事、監事の候補者について役員人事委員会の柿沼 充

委員長より提案

総会決議採択

菅野 敏夫 特定監事 柿沼 充 委員長
三瓶 和夫 代議員

 議長より、第1号議案から第6号議案についての一括審議を代議員に求めたところ、郡山医療生協の三瓶和夫代議員より、「郡山医療生協の取り組み報告並びに食の安全、物価の問題、地下水の汚染問題など購買生協と医療生協の共通した問題について、学習活動を進めて欲しい」とのご意見が出され、理事会より「組合員の暮らしの関わる諸問題については、正に新設した組合員活動委員会の課題であると認識している。委員会の中で、協議をすすめ、具体化を図っていきたい」また「当県連、宮城県生協連、宮城県漁協、みやぎ生協・コープふくしまで取り組んでいるALPS処理水の海洋放出反対の署名については、24万筆を超え、経産省並びに東京電力への3回目の要請を近く行う予定」との回答がありました。

 その後、個別採決が行われました。

 採決前の資格審査により、出席代議員数は、実出席代議員15名、委任状提出代議員0名、書面議決書提出代議員50名の計65名であることが議場に報告されました。

第1号議案「2022度活動報告並びに決算報告・剰余金処分案承認の件」

反対0名、保留0名、賛成65名

よって全員の賛成により原案通り可決決定しました。

第2号議案「2023年度活動計画(案)承認の件」

反対0名、保留0名、賛成65名

よって全員の賛成により原案通り可決決定しました。

第3号議案「2023年度収支計画(案)承認の件」

反対0名、保留0名、賛成65名

よって賛成多数により原案通り可決決定しました。

第4号議案「役員選任規約改定(案)承認の件」

反対0名、保留0名、賛成65名

よって全員の賛成により原案通り可決決定しました。

第5号議案「役員報酬限度額決定の件」

反対0名、保留0名、賛成65名

よって全員の賛成により原案通り可決決定しました。

第6号議案「役員退任慰労金支給の件」

反対0名、保留0名、賛成65名

よって全員の賛成により原案通り可決決定しました。

第7号議案「役員(理事22名・監事3名)選任の件」

反対0名、保留0名、賛成65名

よって全員の賛成により原案通り可決決定しました。

佐藤 一夫 新会長

 全ての議案が修了したところで、第1回定例理事会が開催され、新体制について、佐藤一夫新会長より、議場に報告があり、新会長として、下記の挨拶がされました。

 この2年間、理事会の中で協議してまいりました「県連の位置付け」「県連の役割」

 「県連の財政問題と体制問題」に基づき、今年度より、理事会、監事会の総力を挙げ、会員生協の役職員、組合員の皆様のご理解とご協力を賜りながら、実践に移し、成果を積み上げながら、次代につないでいきたいと考えております。

 さて、最後に、福島県の生協を語る時、忘れてはいけない先人に、協同組合の父と称される賀川豊彦氏の薫陶を受け、福島県労済生協、福島県労働金庫、福島県労福協などの設立に大きく関わった、旧福島消費組合の理事長並びに県生協連の会長をされていた関 誠一氏がおります。

 その関 誠一氏は「協働とは誰でもできることをみんなですることです」という言葉を残されました。

 旧福島消費組合の創立40周年の時でしたか?今から半世紀も前のことです。このような色紙が配られました。

 生協連の事務所にも飾られていますし、会員生協の中にも、飾られているところがあるかも知れません。

 関氏は、言いました。

 人はみんなと一緒にいないではいられないくせに、一緒になると離れてみたくなる。分業社会だから各々の職業社会で仕事をしながら交換し合わなければ暮らせない。だから協同は当たり前なのに、一緒にはやりたくないという気持ちが一方にある。協同などはしたくないのである。

 しかし協同なくしては生きてはいけないのである。

 協同から入る、むずかしいことではなく、誰でもできる簡単なことから、やりはじめれば、誰でもできることを年年歳歳少しずつやっていけば、いつの間にかレベルも上がって協同もむずかしいことではなくなることがわかる。

 従って楽しいこともたくさん出てくる。

 この頃、協同組合間連携で、よく使われるようになった「ゆるやか」「あいのり」「やってみる」の原点のような話です。

 総会議案書の裏面に、協同組合の定義・価値・原則を記載しました。

 その価値の中に、それぞれの創設者の伝統を受け継ぎとあります。

 協同とは?協同組合とは?原点に立ち返りながら、皆さんとともに、汗を流していきたいと考えています。よろしくお願いします。

代表理事会長 佐藤 一夫 (全体区・再任・員外)
専務 皆川 一郎 (会員区・新任・コープあいづ専務理事)
常務 山口  裕 (会員区・再任・福島医療生協専務理事)
常務 横田 敦実 (会員区・再任・パルシステム福島専務理事)
常務 河野 雪子 (会員区・新任・みやぎ生協副理事長)
(左から)菅野 敏夫 特定監事、山口 裕 常務、横田 敦実 常務、河野 雪子 常務、皆川 一郎 専務
理事 荒井  聡 (全体区・再任・福島大学食農学類学類長)
理事 池端 美雪 (委員会区・新任・パルシステム福島理事)
理事 岡崎 香織 (委員会区・再任・みやぎ生協理事)
理事 柿沼  充 (会員区・再任・きらり健康生協専務理事)
理事 鹿又 達治 (会員区・再任・郡山医療生協専務理事)
理事 木須 宣幸 (会員区・再任・会津医療生協専務理事)
理事 國井 勝義 (会員区・再任・浜通り医療生協専務理事)
理事 小林 秀一 (全体区・再任・JA中央会組織経営改革部長)
理事 紺頼 純子 (委員会区・再任・福島医療生協理事)
理事 佐藤 信昭 (会員区・再任・県労済生協専務理事)
理事 柴田  洋 (会員区・再任・福島大学生協専務理事)
理事 瀬戸 禎子 (会員区・再任・県学校生協理事長)
理事 高田 由喜 (委員会区・再任・みやぎ生協理事)
理事 増井 泰子 (委員会区・新任・コープあいづ理事)
理事 鶴蒔 真理江 (会員区・再任・あいコープふくしま副理事長)
理事 古島  優 (会員区・再任・生活クラブふくしま専務理事)
理事 星野 のり子 (委員会区・再任・郡山医療生協理事)
特定監事 菅野 敏夫 (全体区・再任・員外)
監事 目黒 哲三 (全体区・再任・コープあいづ常務理事)
監事 橋本 一弘 (全体区・再任・きらり健康生協常務理事)

《退任された役員》

①吉川 毅一 代表理事会長 通算10年
②野 祐子 理事 通算  8年
③渡部 光恵 理事 通算  8年
④根本  茂 理事 通算  1年
(左から)吉川 毅一 前会長、渡部 光恵 理事、野 祐子 理事、根本 茂 理事

 

福島民報5月25日朝

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