第42回通常総会開催
2022年5月25日(水)10:30より、ラコパふくしま5F「AB会議室」で開催されました。
「第42回通常総会」は、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症対応総会とし、三密を防止し、代議員並びに役員の安全確保を最大理由として、規模縮小、時間短縮で開催しました。
例年ご祝辞をいただいているご来賓につきましては、時間短縮の関係上、ご臨席をご遠慮いただきました。
総会を司る議長を含む、各会員生協の代表と出席を希望する代議員12名の実出席のもと、委任出席0名、書面出席53名、計65名の全員出席となりました。
役員については、極力出席を自粛していただき、10名が出席しました。
また、役員候補者4名が傍聴の許可を得て、出席しました。
合計26名の出席で総会が開催されました。
総会当日は、下記内容で運営しました。
(1)総会出席者は、入口で非接触型体温計にて体温チェックを行いました。
(2)個人でお持ちいただいたマスクを全員着用としました。(忘れてきた方のために予備を準備しました。)
(3)入口で手指消毒を徹底しました。
(4)総会の間、窓は常に開放、換気を良くしました。
(5)1テーブルに1人掛けとし、臨席との間隔を2m確保した座席配置としました。
(6)通常3時間を70分に短縮しました。
(7)使用したマイクは、その都度殺菌消毒を施しました。
冒頭、総会運営規約第3条1項において「会長又は会長の指名した理事は、出席した代議員が定款第52条に定める定足数に達したときは、出席状況を会場に報告し、開会を宣言する。」とあることから、佐藤一夫専務より、以下の報告がありました。
定款第54条の規定「代議員の選出、定数等必要な事項は、別に定める代議員選出規約による。」及び代議員選出規約第2条「代議員は、会員の役職員又は組合員の中から会員の代表者の推薦により選出されるものとする。」により、選出された代議員総数は65名となっています。
ただ今の出席代議員数は、実出席代議員12名、委任状提出代議員0名、書面議決書提出代議員53名の計65名の出席となっており、定款第52条1項の規定「総会は、代議員の半数が出席しなければ議事を開き、議決することができない。」により、全員出席となっておりますから、本総会は成立しております。
総会運営規約第3条1項の規定により、「第42回通常総会」をただ今より開会することを宣言します。
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安増 秀夫 議長 |
議長に、福島医療生協選出の安増秀夫代議員を選任し、その後、議長より、総会運営規約第25条1項の規定による傍聴の許可があり、議事に入りました。
冒頭、吉川毅一会長より、以下のあいさつがありました。
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吉川 毅一 会長 |
「福島県生協連の第42回通常総会にご出席の代議員の皆さん、大変ご苦労様です。常日頃より、県生協連の様々な活動にご理解とご参加・ご協力をいただきまして、厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。また、各会員生協の皆さんが、それぞれの事業を通して組合員の暮らしを支え、安心して暮らせる地域社会づくりに努力されていることに、心より敬意を表します。
今年の総会も、県内において新型コロナウイルスの感染者が高止まりをしていることから、一昨年、昨年に引き続き、規模を縮小しての開催となりました。経済の回復と感染拡大防止の両面をどう進めるのかという難しい判断が今後も続くものと思われます。
そんな中、2月24日、ロシア軍の武力によるウクライナ侵攻が開始され、3ヶ月が経過しました。この侵攻というより侵略戦争は、武力行使を禁止する国連憲章に対する重大な違反であり、戦争行為はいかなる理由を並べようと、国際間の紛争解決にはなりえるはずがありません。この戦争が長引けば、今以上に人道的な大惨事になることはもとより、エネルギー危機と経済危機が、全世界の人々に降りかかることは明白です。今の物価高騰の大きな要因にもなっています。
また、この機に乗じて、自民党や日本維新の会の政治家からは、核共有や非核三原則を見直す意見が出され、憲法9条の改憲を急ぐ動きも強くなっています。生協は、「平和とよりよき生活のために」の理念を掲げ、恒久平和と戦争放棄を謳う平和憲法のもと、核兵器も戦争もない世界を目指して、平和の取り組みを積み重ねてきました。引き続き、平和な世界、平和な社会を目指した取り組みを進めていきましょう。
2021年度は、この間論じてきました今後の県連の在り方を深めながら、会費基準について見直しをし、22年度は新基準のもとでの活動となります。来年度は役員改選にもあたっていますので、今後の体制問題について、県連の使命や役割に基づいて、結論を出していきたいと考えています。
今、私たちの暮らしを取り巻く状況は、気候変動による世界的な食料の不足や日本の金融政策のまずさによる円安による輸入原材料の高騰と原油や天然ガスのエネルギー価格の高騰が続いていますし、医療費や社会保障費の負担増も加わり、一層厳しさを増しています。あわせて、地球環境の問題、貧困と格差の問題、教育・子育ての問題、世界の安全保障と平和の問題など多くの課題が山積しています。
また、先週18日には原子力規制委員会が、東京電力から出されていた「アルプス処理水の海洋放出」について了承し、7月にも正式に認可することを発表しました。昨年の政府発表以降、国や東電は、口を開けば、「安全性や風評対策について、地元の理解が得られるよう、丁寧に進めていきます。」と言い続けていましたが、その最中での発表です。今総会の中で、特別決議も準備していますが、改めて、県内はもとより、日本中の人に福島の現状を伝え、中止を求める声をさらに大きく広げていきましょう。
こんな時だからこそ、人と人の結びつきの組織である協同組合が役割を発揮しなければなりません。今総会で2021年度の活動を振り返り、協同と連帯のちからで、安心して暮らせる社会、平和な社会を目指して活動するための、2022年度の活動方針を確認していきたいと思います。よろしくお願いします。」
その後、佐藤一夫専務より、本日の総会については、代議員の皆さんには、既にお読み取りいただいて、ご出席いただいているかと存じますし、53名の代議員の方々から全議案賛成との書面議決をいただいている関係上、簡潔に報告提案したいとの断りがあり、以下の議案が一括で報告提案されました。
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菅野 敏夫 監事 |
- 第1号議案
- 「2021年度活動報告並びに決算報告・剰余金処分案承認の件」
監査報告
- 第2号議案
- 「2022年度活動計画(案)承認の件」
- 第3号議案
- 「2022年度収支計画(案)承認の件」
- 第4号議案
- 「役員報酬額決定の件」
- 第5号議案
- 「役員退任慰労金支給の件」
- 第6号議案
- 「役員(理事5名)補充選任の件」
次いで菅野敏夫特定監事より監査報告がありました。
議長より、第1号議案から第6号議案についての一括審議を代議員に求めたところ、特に発言はなく、個別採決が行われました。
採決前の資格審査により、出席代議員数は、実出席代議員12名、委任状提出代議員0名、書面議決書提出代議員53名の計65名であることが議場に報告されました。
第1号議案「2021度活動報告並びに決算報告・剰余金処分案承認の件」
反対0名、保留0名、賛成65名
よって全員の賛成により原案通り可決決定しました。
第2号議案「2022年度活動計画(案)承認の件」
反対0名、保留0名、賛成65名
よって全員の賛成により原案通り可決決定しました。
第3号議案「2022年度収支計画(案)承認の件」
反対0名、保留0名、賛成65名
よって賛成多数により原案通り可決決定しました。
第4号議案「役員報酬額決定の件」
反対0名、保留0名、賛成65名
よって全員の賛成により原案通り可決決定しました。
第5号議案「役員退任慰労金支給の件」
反対0名、保留0名、賛成65名
よって全員の賛成により原案通り可決決定しました。
第6号議案「役員(理事5名)補充選任の件」
反対0名、保留0名、賛成65名
よって全員の賛成により原案通り可決決定しました。
その後、「総会決議文(案)」並びに「特別決議(案)」について、佐藤一夫専務より、読み上げ提案があり、全員の拍手で採択しました。
「総会決議文(案)」詳細はこちら【PDF:193KB】
「特別決議(案)」詳細はこちら【PDF:220KB】
《退任された役員》
氏 名 |
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出 身 生 協 |
就 任 期 間 |
①佐藤 孝之 |
理 事 |
(あいコープふくしま) |
通算15年 |
②宍戸 義広 |
常務理事 |
(みやぎ生協・コープふくしま) |
通算 9年 |
③齋藤 恵理子 |
理 事 |
(みやぎ生協・コープふくしま) |
通算 3年 |
④國分 俊樹 |
理 事 |
(福島県学校生協) |
通算 2年 |
⑤新田 祥子 |
理 事 |
(みやぎ生協・コープふくしま) |
通算 2年 |
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佐藤 孝之 |
宍戸 義広 |
齋藤 恵理子 |
國分 俊樹 |
新田 祥子 |
《新たに選任された役員》
氏 名 |
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出 身 生 協 |
①岡崎 香織 |
理 事 |
(みやぎ生協・コープふくしま) |
②瀬戸 禎子 |
理 事 |
(福島県学校生協) |
③高田 由喜 |
理 事 |
(みやぎ生協・コープふくしま) |
④鶴蒔 真理江 |
理 事 |
(あいコープふくしま) |
⑤根本 茂 |
理 事 |
(みやぎ生協・コープふくしま) |
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岡崎 香織 |
瀬戸 禎子 |
高田 由喜 |
鶴蒔 真理江 |
根本 茂 |
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