県内の医療生協に医療用サージカルマスクの支援を行いました。
新型コロナウイルス感染症が、世界的流行パンデミックとなり、世界中を震撼させ、今なお終息していません。
経済活動や社会活動にも大きなダメージを与えており、私たちの命と暮らしを脅かしています。
この件に対して、医療福祉生協連からは、「医療崩壊を防ぐ社会的責務を果たす上からも、経営維持に向け公的融資の活用や組合員に増資を呼びかけるなどしていますが、この傾向が長期的に続くと、経営が維持出来なくなります。一時金などの減額も含めた人件費対策も視野に入れており、私たちの命を守るために懸命に頑張っている医療スタッフにとって非常に厳しい状況となっています。
これは、医療生協だけの問題ではなく、広く日本の医療機関に共通した状況といえます。医療福祉生協連では、他団体と連携しながら国へ支援要望を出していますが、直接的な経営支援などの動きにはなっていません。
大阪府など地方行政が中心となって医療機関への支援募金を設置し県民に呼びかけ、生協でもその取組みに積極的に参加することに加え、県内の医療生協支援に活用するなどの動きが出ています。さらに、県生協連や県内生協が独自に県内医療生協を支援する募金や取り組みを展開するなど広がりつつあります。」との報告を受けました。
また、日本生協連からは、「医療福祉生協連と連携しながら、医療生協の経営破たんの回避に向け、側面から応援する取り組みを進めます。医療従事者が安心して医療活動が出来る様に、医療従事者への支援を全国の生協および組合員に呼びかけます。すでに取り組まれている各生協の取り組みを水平展開して、地域医療を崩壊させないためにも、地域の医療機関・医療生協を応援していきましょう。日本生協連としても、医療福祉生協連を通じて医療用ガウンなどの医療物資2,000万円相当を寄付することとしました。ぜひ、多くの生協で取り組まれる様に呼びかけを行います。また、政府や政党に対して、地域の医療機関の経営支援の要求を後押しする様、労福協などの友誼団体とともに要請活動に取り組みます。」との報告を受けました。
福島県生協連では、6月24日開催の「第1回定例理事会」並びに9月16日開催の「第2回定例理事会」において、県内の医療生協の厳しい現状について報告をいただき、情勢認識を共有化し、「第2回定例理事会」において、下記の取り組みを行うことを決定しました。
(1)国に対する要請は、日本生協連と医療福祉生協連が連携して取り組むとありますので、県生協連としては、県労福協と連携して県に対する要請活動を行います。
要請事項について、別議案で協議しました。
(2)医療物資の支援については、県内5つの医療生協より「医療用サージカルマスク」の要望があり、日本医療福祉生協連を通じて購入し、10月5日に納品しました。
写真では、120,000枚とありますが、購入単価が下がったため、常任理事会で検討した結果、約2倍となる220,000枚となりました。
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