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 去る11月8日(木)10:30より、ラコパふくしま5F「A会議室」で、子どもの貧困を考える学習シリーズ第3弾として「子ども徐工藤の現状と課題」映画「さとにきたらええやん」の上映会を福島県労働福祉協議会、福島県生活協同組合連合会の共催、一般社団法人福島県労働者福祉基金協会の協力で開催しました。参加者は35名でした。

 私たちは、この間、子どもの貧困を考える学習シリーズとして、皆さんと共に学習を重ねてまいりました。

 第1弾は、「子どもの貧困」という言葉をよく聞くようになったが、「子どもの貧困」とは新しい問題なのか?それはどのような問題で、どのような背景から生じているのか?「子どもの貧困」というキーワードから私たちがどのような社会に暮らしているのかについて一緒に考えてみようということで、当時、福島大学行政政策学類准教授をなさっておられ、現在は立命館大学に移られました丹波史紀准教授をお迎えし、学習を行いました。

 翌年には、生協大会にて、子どもの権利条約の各国の履行状況を審査する「子どもの権利委員会」の委員に日本人として初めて選ばれた大谷美紀子弁護士をお招きし、「子どもの権利と子どもの貧困」というテーマでお話を伺い、事例報告として、各生協で行っている「子ども食堂」の取り組みについて学びました。

 第2弾は、それでは、子どもにとっての居場所とは?居心地の良い居場所をどうつくったらいいの?ということで、災害時こどものこころと居場所サポートの小野道子さんとNPO法人ビーンズふくしま理事の中鉢博之さんを講師に、「子どもにやさしい空間づくり」というテーマで、学習を行い、実際にグループワークとして、こんな居場所があったらと、皆さんと知恵を出していただきながら、机上ではありましたが、プランを練っていただきました。

 そして、今回第3弾は、それぞれ「子ども食堂」に取り組まれ、見えてきた課題や悩みもあるかと思い、昨年8月に設立されました「ふくしまこども食堂ネットワーク」の代表でもありますNPO法人寺子屋方丈舎理事長の江川和弥さんをお招きし、「福島県内の子ども食堂の現状と課題」について学びたいと企画しました。

 江川和弥さんからは、「福島県内の不登校児童生徒の推移」「福島県内いじめ認知件数」「福島県児童虐待の相談件数の推移」「ひとり親世帯の現状」などを踏まえ、生まれ育った環境によって、教育の機会が得られない子どもたちや健やかな成長に必要な衣食住が確保されていない子どもがいるという現実。

 それぞれの家庭にどんな事情があろうとも生まれ育った環境によって子どもの将来が閉ざされることがあってはならないというお話をいただきました。

 東京のある男子は「パソコンと電子辞書、あとは新聞をとりたい。この3つが切実に欲しい」という。徳島のある男子は「友だちはみんな専門学校に行くらしいけど、おれは行かずに働いて、かあさんを助けたい。父さんみたいに30代で死んでほしくない。このままだったら父さんといっしょで病気で死んでしまいます。いつまでも元気でキレイな母さんでいて欲しい」という。東京のある女子は「母親がいないのって、本当に想像以上につらいです。精神的にダメージを受けるし、何もやりたくないと感じる時間が増えました。こんなことで本当に勉強を続けていけるのか、大学受験までがんばれるのかが、いま一番不安に思っています」という。

 貧困状態の子は、全国で16.3%、約320万人います。

 子どもの貧困対策の放置は社会の損失であり、子どもの貧困対策の推進は未来への投資です。我が国にとって最大の資源である「人」特に未来をつくる力である子どもを育んでいくことが重要です。

 こども食堂の役割は、「地域の交流拠点」「誰もがこれる場」「貧困ではない人もこれる」「経済的に困難のこどもの居場所学びの場」です。

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