創立70周年記念式典&創立記念生協大会&祝賀会開催
2016年10月29日
第Ⅰ部 創立70周年記念式典
2016年10月29日(土)、ホテル福島グリーンパレスを会場に「創立70周年記念式典&創立記念生協大会&祝賀会」が開催されました。県内外から250名の関係者が出席されました。
当日配布のパンフレットはこちら【PDF:4.48MB】
第Ⅰ部記念式典は10:30より開催。司会進行は、高野裕子理事が務めました。
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高野祐子理事 |
吉川毅一会長 |
主催者である当連合会の吉川毅一会長の挨拶に続き、4名のご来賓の方々よりご祝辞をいただきました。
ご祝辞をいただいた方々は次の通りです。
- ①福島県知事
- 内堀 雅雄様(代理:鈴木正晃副知事)
- ②地産地消ふくしまネット会長
- 大橋 信夫様
- ③福島県労働福祉協議会会長
- 今泉 裕様
- ④日本生協連会長
- 浅田 克己様
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鈴木 正晃様 |
大橋 信夫様 |
今泉 裕様 |
浅田 克己様 |
その後、「70年の歩み」特に創立50周年以降の20年間のトピックスを映像でご覧いただきました。
映像はこちら
最後に、エル・システマジャパンの取り組み紹介を代表理事の菊川穣様よりいただき、相馬子どもコーラスの26名の児童によるコーラスが披露されました。
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菊川 穣様 |
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相馬子どもコーラス |
披露された曲は、「さくらさくら」「相馬盆唄」の外、東日本大震災の後、新しくつくられた曲「ほらね」の3曲でした。
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第Ⅱ部創立記念福島県生協大会
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日野公代理事 |
第Ⅱ部創立記念福島県生協大会は、昼食を挟み、午後1時より開催されました。
司会進行は、日野公代理事が務めました。
まず初めに「震災から6年:福島のみらい、協同組合の使命」というテ−マで、記念トークが行われました。
コーディネーターに小山良太様(福島大学経済経営学類教授)、パネラーとして丹波 史紀様(福島大学行政政策学類准教授)からは「震災から6年、福島の抱える課題と生協への期待」という話を中村夏美様(大阪府生協連専務理事)からは「震災復興と生協の役割」という話を川向雄大様(大阪教育大学3年生)からは「コヨットに参加して、見えてきたこと」という話を高萩美希様(福島大学3年生・おかわり農園)からは「福島の再生のために食と農をつなぐ」という話を川上雅則様(JA福島中央会常務理事)からは「地産地消ふくしまネットとしての生協への期待」という話をお聞かせいただき、今後の当連合会や県内の生協の役割について、再確認をさせていただく機会となりました。
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小山良太様 丹波史紀様 中村夏美様 川向雄大様 高萩美希様 川上雅則様 |
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大和田 新様 |
その後、「東日本・津波・原発事故大震災から5年6ヵ月の教訓〜伝えることの大切さ・伝わることのすばらしさ〜」というテーマで記念講演が行われました。
講師は、元ラジオ福島アナウンサーの大和田新様にお願いしました。
大和田様は、2011年3月11日に発生した「東日本大震災」と「東京電力福島第一原発事故」を「東日本・津波・原発事故大震災」と呼ぶことにこだわりを持たれています。
全国、全世界の人々に伝えたいという気持ちからだそうです。
講演では、「東日本・津波・原発事故大震災」で犠牲になられた鈴木姫花さん(当時10歳)、工藤盛人さん(当時17歳)、家族4人を亡くされた上野敬幸さんのエピソ−ドが紹介されました。デザイナーになるのが夢だった鈴木姫花さん。姫花さんの書いた灯台の絵がハンカチになりました。そのハンカチに込められた思い・・・。多くの人の命を救った工藤盛人さん。盛人さんに救われた人たちからの証言により、命を大切に思い、人を救いたいと願った盛人さんの別な一面を知ることになったご両親。盛人さんの行動が紙芝居になりました。萱浜に笑顔を取り戻そうと「福興浜団」を設立し、春は菜の花迷路、夏は花火大会を開催し、地域復興のトップリーダーとして頑張る上野敬幸さん。「原発事故がなかったら、もっと早く家族に会えた人もいた。原発事故は人災なのに、誰も責任をとろうとしない」と語った上野さん。
「最大の支援は忘れないことです」大和田様のことばです。
「東日本・津波・原発事故大震災」で犠牲になられた方々、ご遺族、被災者、未だに避難生活を余儀なくされている方々、それぞれに思いがあります。そうした思いに寄り添いながら、伝えることの大切さ・伝わることのすばらしさを広めていくのが、震災後を生かされている私たちの義務ではないでしょうか。
創立記念福島県生協大会終了後、ロビーにて、講師大和田様の書籍の販売とサイン会が行われ、準備した50冊を完売。大盛況でした。
また、2016夏「ほんわか、のびのび夏休みinはこだて」にて、子どもたちが摘果した林檎と枝切りをお手伝いしたプルーンが実り、函館から送られてきましたので、ミニミニマルシェも開催し、特にプルーンを求める参加者で一時騒然となるなど、こちらも大盛況でした。
販売した益金は全て、「福島の子ども保養プロジェクト」への募金としました。
第Ⅲ部創立記念祝賀会
第Ⅲ部創立記念祝賀会は、午後5時より開催。司会進行は星野のり子理事が務めました。
吉川毅一会長より主催者挨拶の後、大橋信夫様、今泉 裕様、森 宏之様、佐藤洋一様、平野了三様、吉川毅一会長の6名で鏡開きを行い、乾杯、祝宴に入りました。
当日配布のパンフレットはこちら【PDF:797KB】
祝宴でのアトラクションは「奏彩る書と音色(かなでいろどるしょとねいろ)」ということで、鏡石在住のピアノ演奏家藤野恵美さんと福島市在住の書家半澤紫雪さんのお二人によるパフォーマンスが演じられました。
アトラクションも地産地消です。
紫雪さんには、記念式典で配布したクリアファイルの「絆」の文字を揮毫いただきました。
また、「いろは文字」を秋をテーマにしたピアノ演奏に合わせて書いていただき、吉川毅一会長が選んだ「協(かなう)」の文字も書いていただきました。
参加者へのサプライズとして、抽選やジャンケンで選ばれた8名の方々に、色紙に好きな言葉を書いていただき、プレゼントさせていただきました。
お料理は、地産地消メニュー、会津の会州一や祝賀会にご参加いただいたJAふくしま未来の菅野孝志代表理事組合長の御協力をいただき、JAふくしま未来で発売している日本酒「おらが純米」や「農(はたけ)シリーズのワイン」などを召し上がっていただきました。
宍戸義広創立70周年記念事業実行委員会委員長の発声で、お開きとなりました。
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選んだ文字を披露する当選者のみなさん |
クリアファイル |
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