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第35回通常総会が開催されました(2015年5月27日)

小澤和枝理事

 5月27日、福島市の「ラコパふくしま5F多目的ホール」を会場に第35回通常総会が開催されました。

 県内会員生協の代議員65名(本人56名、委任3名、書面6名)と県連役員・オブザーバー・来賓の方々で計110名が出席し、司会進行役の小澤和枝理事より、開会宣言があり、議長にコープあいづ選出代議員の佐藤 仁さんを選び、総会が開催されました。

佐藤 仁議長

 開会にあたり吉川毅一会長から、以下の内容の挨拶がありました。

 「福島県生協連の第35回通常総会に、県内各地よりご参加の代議員のみなさま、大変ご苦労さまです。

 また、私どもの総会に、ご来賓としてご臨席を賜りました、福島県消費生活課の菊地課長長様はじめ、福島県農業協同組合中央会の大橋会長、福島県労働福祉協議会の今泉会長、そして、日本生活協同組合連合会の浅田会長、ご多忙中にもかかわらず、駆けつけていただきまして、心から御礼を申し上げます。大変ありがとうございます。

 昨年の総会以降この1年、各単協が、それぞれの事業エリアを中心に組合員や地域の団体・人々と一緒に、様々な活動に取り組んでこられたと思います。

 あらためて敬意を表します。

吉川毅一会長

 東日本大震災とその後の原発事故から5年目に入りましたが、いまなお11万人以上の県民が、県内外での避難生活を余儀なくされております。第一原発については、立地町村も含め県全体で廃炉が決まっており、それに向けいくつかの審議会も設置されています。県生協連も委員となっている「廃炉に関する安全確保県民会議」では、「東京電力」と「原子力規制庁」「資源エネルギー庁」から進捗状況の報告を受けていますが、少しずつ進んでいるようですが、確かな見通しはまだ立っておりません。

 すでに報道されましたが、宇宙線由来のミュオンと言われる素粒子を使った1号機の原子炉内の測定の結果、残念ながら「炉心位置には大きな燃料の塊が無い」ことが確認され、大部分がやはりとけ落ちたことが解ってきました。いずれ、「原子炉建屋」内の線量がまだ高く、人が近づけないため、例えば建屋内の除染については、そのためのロボットを現在開発中という状況です。気の遠くなる現実があります。

 また、汚染水の問題についても、ようやく今のところ浄化システムが以前よりは安定して稼動し、トレンチと言われる配管や電線が入った地下トンネルの閉塞や地下水バイパス、凍土壁の設置などと合わせて「取り除く」「近づけない」「漏らさない」対策を行っています。

 しかし、依然としてトリチウムを含んだ汚染水は溜まり続け、その最終処分をどうするかは、決まっていません。勝手に海に放流するということはしませんと、会議では説明がありましたが、いずれ溜まり続けています。

 原発事故は、福島に限らず日本のどこの原発でも起こる可能性があります。二度と福島の悲劇を繰り返してはならないという福島県民の思いは、風化という名のもと、どこかに追いやられてしまったかのように感じられてなりません。原発事故の悲惨さを実際に体験している私たちだからこそ、引き続き、県内すべての原発の廃炉と、安全で環境にやさしいエネルギー政策への転換を断固として求めていきたいと思います。昨年度も日本生協連や全国の生協、様々な団体の支援を受け、県生協連として、「福島のこども保養プロジェクト」や「地産地消ネットとの連携による、福島応援隊」などの取組みを行ってきました。5年目に入り状況も変わってきておりますので、現状に合った支援の在り方を探りながら、被災者の目線に立った協同の心で、寄り添う活動を推し進めていきたいと考えています。合わせて、福島で懸命に頑張っている人や地域の取組みを全国に発信したり、あまり報道されなくなった第一原発の状況なども伝えながら、今の福島を知っていただくことが、あらためて大事になってきていると、痛感しております。

 組合員・生活者の暮らしを取り巻く環境は、昨年4月に行われた消費税の引き上げや円安による物価上昇など、安倍政権が推し進めるインフレ政策により、厳しさを増しています。加えて、高齢化社会の進行と、国際的にも大きな問題となってきている格差社会の進行の中で年金や介護保険など社会保障への不安はより一層大きくなっています。

 さらには、平和にかかわる問題では、集団的自衛権の行使容認が閣議決定され、今まさに国会での審議がされております。集団的自衛権の行使拡大は、日本が再び戦争に巻き込まれる危険性を含んでおり、「平和とよりよい生活、よりよき社会」の実現をスローガンに掲げている生協としては、絶対に認めるわけにはまいりません。今年は戦後70年の節目の年でもあります。次の世代に、平和な日本をバトンタッチしてゆくことが、今を生きている私たち大人の責任だと考えます。子供たちが再び戦場に行くというようなことが無いよう、平和憲法の象徴である「憲法九条」を守るため、声を挙げ、行動していきたいと思います。

 組合員の暮らしが大変な時だからこそ、生協の役割はますます重要になってきているといえます。平和の危機に立ち向かい、よりよい生活、よりよき地域社会の実現に向け、協同組合の役割と使命をかみしめ、さまざまな課題に引き続きご一緒に取り組んでいきたいと思います。

 本日の第35回通常総会が、迫り来る様々な生活の危機を跳ね返していくために、県内の生協が心を寄せ合い、連帯して取り組んでいくことを確認する、そんな総会になることを期待して、挨拶とさせていただきます。これからも、力を合わせて頑張っていきましょう。」

 次に来賓としてご臨席いただいた福島県生活環境部消費生活課長の菊地邦彰様、福島県農業協同組合中央会会長の大橋信夫様、福島県労働福祉協議会会長の今泉 裕様、日本生活協同組合連合会会長の浅田克己様の四氏より大会の盛会と今後の発展を祈念したご祝辞をいただきました。

菊地邦彰氏 大橋信夫氏 今泉 裕氏 浅田克己氏

 また、ご祝辞をいただいたご来賓の他、福島県生活環境部消費生活課主任主査の柳沼 徹様、日本生協連北海道・東北地連事務局長の山崎若水様、奈良県生協連名誉会長逸見 啓様、瀧川 潔様、ならコープ木村匡亜様のご紹介を行いました。

 その後、本総会を祝って全国の都道府県連・生協・友誼団体からいただいたメッセージと祝電81通が披露されました。

 議事に入り、「第1号議案/2014年度活動報告並に決算報告・剰余金処分案承認の件」が、佐藤専務より報告があり、次いで菅野敏夫特定監事より監査報告がありました。「第2号議案/役員(理事22名・監事3名)選任の件」について、長谷部弘理事より提案がありました。

 第1号議案、第2号議案ともに代議員全員の賛成で採択されました。

 その後、第1回定例理事会開催のため、休会とし、その間、代議員の皆さんには、コヨット3年レポートのDVDを鑑賞していただきました。

 再任となった吉川会長から、新役員を代表しての挨拶と第1回定例理事会の報告並びに新任の役員の方々から自己紹介がありました。

 その後「第3号議案/2015年度活動計画(案)承認の件」「第4号議案/役員報酬額決定の件」「第5号議案/2015年度収支計画(案)承認の件」「第6号議案/役員退任慰労金支給の件」「第7号議案/議案決議効力発生の件」が、再任となった佐藤専務より一括提案されました。

採決の様子

 一括審議の上、個別採決の結果、第3号議案から第7号議案まで、全ての議案が、代議員全員の賛成で採択されました。

吉川佳子代議員

 全議案採決の後、総会決議文が、郡山医療生協選出代議員の吉川佳子さんから、提案され、議場全員の盛大な拍手で採択されました。

 その後、退任される役員への感謝状贈呈並びに退任役員の挨拶がありました。

 下記役員が変更になりました。

新たに選任された理事

1飯盛マサ子 福島医療生協選出

2江川 雅人 郡山医療生協選出

3高野 祐子 生協パルシステム福島選出

4根本 英子 福島県南生協選出

5星野のり子 郡山医療生協選出

6遊佐 正広 員外(有識者)枠・JA福島中央会総務部長

7渡部 光恵 生協コープあいづ選出

1 2 3 4
5 6 7

 

退任された理事

1宮田 育治 通算13年26年

2舟木やよい 通算9期18年

3増子 清子 通算9期18年

4和田佳代子 通算7期14年

5近内 正子 通算3期6年

6阿部ツギ子 通算1期2年

6 5 4 3 2 1

 

コヨット感謝状授与

舟木やよいさん コヨットチームリーダーを務められました。

根本 英子さん 年間ボランティア10回以上の参加・二度目の受賞です。

野崎 秀寿さん 年間ボランティア10回以上の参加

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