7000人が脱原発集会 福島全基廃炉など宣言採択 (2013年3月27日)
「原発のない福島を!県民大集会」は、去る3月23日、福島市のあづま総合体育館で開かれ、原発のない社会の実現を訴える集会宣言を採択しました。
県平和フォーラム、県生協連、県漁連などで組織する実行委員会が主催しました。昨年に続き2回目で、県内外から約7,000人(主催者発表)が参加しました。
呼び掛け人を代表し、清水修二福島大教授が「県内原発の全基廃炉は十分に達成可能であり、被害を受けた県民としては当然の要求だ。実現に向けて共に行動しよう」とあいさつしました。
大江健三郎氏が体調不良で出席できず、替わりにルポライターの鎌田慧さんが連帯を呼び掛けました。
今月、小高工高を卒業し、県内の大学に進学する南相馬市の高野桜さん(18)も壇上に上がり、避難の都合で一家族が山形県と本県に…分かれて暮らす状況を一話し、「モニタリングポストがあったり、家族がばらばらだったりするのが当たり前になっているのはおかしい」と怒りをぶつけました。
福島の子ども保養プロジェクトに参加された平井華子さんも子を持つ母親の心情を熱く語られました。(動画はこちら)
農業・漁業者、観光業者、母親らが被災の現状などを訴えた後、…原発依存からの脱却、県内原発の全基廃炉などを国や東電に求める集会宣言を採択しました。(集会宣言はこちら)
県民大集会に先立、伊達市の霊山太鼓、喜多方市の下柴彼岸獅子など郷土芸能が披露されました。
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