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第31回福島県生協大会開催(2012年10月31日)

 去る10月31日、コラッセふくしまを会場に、181名の参加で「第31回福島県生協大会が開催された。

 冒頭、主催者を代表し、熊谷純一会長より、以下の挨拶がありました。

「みなさん、あの地震、津波、原発事故から早や1年7ヶ月になりました。しかし、その復旧、復興は余りにも遅すぎると言わなければなりません。

未だに16万人の被災者が県内10万人県外6万人避難し、いつ帰れるのか、と日夜苦闘しているのです。

仮設住宅で、お亡くなりになる高齢者も後をたたず、60%を超える高齢者に運動機能障害があると報道されています。

帰還に絶対条件として『放射能の除染』が必要であります。国の直轄事業は少しずつ進みはじめていますが、その他の自治体はまさに「これから」であります。

飯館村の村民アンケートが新聞に載っておりました。66%を超える住民が「帰りたい」と回答しておりましたが、問題は「除染の信頼をおいていない」住民が80%を超えていることです。10数%しか除染に信頼を置いていない。

ここには大きな問題があります。本格的、徹底的な除染が望まれていることが分かります。

まして、森林、里山の除染はほとんど手つかずであり、見通せない状況であります。

一昨日、36万人の署名、皆さんと全国の生協がおあつめになった脱原発の署名を持って、斉藤内閣官房副長官に脱原発をはじめとする要請を日本生協連、県内生協と共にやってまいりましたが、民主党の増子議員にも要請の中で、森林の除染をきいたところ、明快な解答はありませんでした。

少なくとも、里山を除染しなければ、いつまでも放射性汚染は続く可能性が高い訳で、帰還できない時間は長引いてしまうことになります。

私達は今のようなレベルではなく、国が責任をもって、大々的にお金も人も投入して、徹底的な除染を強く要求していかなければならないと思います。

中間処理施設など、どのように放射性汚染を処理していくのか、難しい問題も横たわっていますが、自治体住民と誠意をもって話し合いをすすめ、見通しをつけてもらいたいと思います。

さて、県生協連は、この間みなさんと協力協同しながら、次のような課題に取り組んでまいりました。

一つは先ほど申しました安心して住める福島を取り戻すための署名運動です。日本生協連の協力を得て、36万筆、県内では10万筆を集約し、首相あてに提出してまいりました。

二つ目は、食の安全と健康を守る、そのための機器の購入を全国の生協のみなさんに呼びかけカンパ募金をつのってきました。

簡易食品検査機と被曝の検査のための機会を購買生協・医療生協と相談しながらすすめ、ほぼ見通しがついてまいりました。

三つ目に、子どものストレス、運動不足を少しでも減らそうという「子ども保養プロジェクト」、愛称コヨットを進めてまいりました。昨年12月から今月まで13.648人の保養ができました。

四つ目に、東電への損害賠償を求めてきました。

五つ目には、福島の農業生産者との連帯を強めるための、そして風評被害を減らすための福島応援隊の活動、即ち桃などの供給を生協ルートで全国に呼びかけすすめました。昨年比1.5倍となりました。

六つ目には、農地の土壌汚染状況を詳細に調査し、地図に落とし込み、状況に応じた対策をとれるようにする、スクリーニングプロジェクトを発足させて、活動してきました。

JAさん、福大うつくしま福島未来センター、そして生協、という協同の取り組みをしてきました。

このような課題に、県連として取り組んで来ましたが、この活動は県内の会員生協のみなさん、全国の心ある生協の支援、とりわけ日本生協連の力強い支援の賜であります。

今日はこの会場の参加者が、震災後を振り返って、生協は、また、組合員として、あるいは一人の住民として、様々な立場で、この1年7ヶ月を振り返り、今後に希望を見出してゆこうという企画が、準備されております。

コープふくしまの食事調査は、オール日本の、いや世界的にも注目される活動でありますし、医療生協が中心となって、県民の健康調査、特に甲状腺検査に関して、問題点をまとめ改善点を県に申し入れる活動を行っております。

このような単協を中心とする経験についても話し合ってほしいと思います。

そして、全件の下敷きとして、あの原発事故とは何であったのか、今、福島で生きる意味について、というテーマで、清水修二先生のご講演があります。

そして、先生の御本がみなさんに配布されておりますのでご活用と普及をお願いいたします。

今年は「協同組合年」であります。国連が協同組合を高く評価したのは、何故なのか、考えてみる事も大切だと思います。

私は今こそ地球的規模での人間の人間たる精神の復活が求められているのではないかと思っています。

全世界的に広がる貧困、戦争、そして兵士としてかり立てられる子供達、そして飢え、環境破壊、どれをとっても人間性否定の状況があり、その頂点に核被害があると思います。

協同組合の名が示す協同の前提には、協同する相互の命の尊重が基本にならなければなりません。

この命の尊重が、今、全世界的に失われてきている、この問題意識が、国連として、協同組合年にした由来であり、協同組合に、つまりは株式会社ではなく、協同組合に未来を託す理由であると私は考えます。

新たな協同組合の発展を、みんなですすめあうことを誓い合える、そして、原発のない安心して住める県土を作ってゆく日常をつくってゆく、そんな生協大会になることを希望して挨拶といたします。」

続いて、地産地消運動促進ふくしま協同組合協議会を代表して長島俊一JA中央会常務理事より、連帯のご挨拶をいただきました。

その後、「原発は結局なんだったのか〜いま福島を生きる意味〜」というテーマで福島大学の清水修二教授に記念講演をしていただきました。

午後からは、参加者一同で、10の分散会に分かれ、「東日本大震災への取組み交流と協同による復興への道を探る」を行いました。

昨年の発災以降、復興に向けてどんな活動を行ってきたかの報告を出し合って、課題がどこにあるのかを共有化していただき、記念講演の講師よりいただいた問題提起を受けながら、協同による復興への道を探り出すための意見交換が活発に行われました。

長島俊一JA中央会常務理事 清水修二教授
分散会報告をする三常務理事
好評だった抽選会
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