『消費者力講座II』を開催致しました。(2010年10月4・6日)
福島県消費者ネットワークが主催し、9月に引き続き消費者力講座IIを開催いたしました。
各生協、漁協女性部、地区労福協始め連合加盟の労働組合の方々が参加され、1日目のいわき、2日目の郡山合わせて計42名の受講となりました。
講師は、9月と同じく財団法人日本消費者協会消費生活コンサルタントの広重美希さんをお迎えしました。
午前10時からお昼休憩をとり午後3時まで、4時間余りの講義を皆真剣な面持ちで受けられました。
午前の部は「住生活」「サービス」と題しての講義をしていただきました。
午後の部は「生活経済」「環境」と題しての講義と「ワークショップ」を行いました。
衣食住・環境関連と、多くの商品についている絵表示やマークの読み方についての学習では、普段の暮らしの中で何気なく見て理解していたつもりであっても、表示の読み違いや読み落としがあることを認識できました。
表示やマークを理解していれば、消費者トラブルを未然に防ぐことができます。
今回の講座の冒頭で学んだ「選ぶ・消費(使用と保管)・処分」の全般に関わってくるマーク・絵表示ですから、ここは確実に学習したい部分です。
講座最終での「マーク調べ」のワークショップでも参加者のみなさんは熱心に取り組んでいました。
また、住生活の中での、売買契約・請負契約・賃貸借契約・敷金返還請求についての学習では、消費者が知っておかなければならない点を詳しく学習しました。
住宅に関わることは、いずれも大きな金額が動いてくるので、トラブルのないようにしっかりと消費者力をつけたいところです。
環境の単元の学習では、今までは被害者の立場であった消費者ですが、環境問題に関しては「加害者」となってしまう、加害者にならないために消費者力が必要とのお話がありました。
講座I・IIを通して、参加者の消費者力は確実にアップしています。
さらに、それぞれがテキストを学習して、その成果の確認と、また自分の不得手なことを知るためにもll月の「消費者力検定」に臨んでいくことを確認しました。
「消費者力検定」の受験者は、今年度は26名となっています。
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