第30回県連通常総会が開催されました(2010年5月26日)

　5月26日、福島市の労金ビル5階大ホールを会場に第30回通常総会が開催されました。

　県内会員生協の代議員59名(本人45名、委任7名、書面7名)と県連役員・オブザーバー・来賓の方々で計90名が出席し、司会進行役の瓶子幸子理事より、開会宣言があり、議長にコープあいづ選出代議員の佐藤　仁氏を選び、総会が開催されました。

挨拶する熊谷会長

挨拶する熊谷会長

　開会にあたり熊谷会長から、今年の総会は、県生協連は終戦の翌年創立しているが、1980年に、購買生協、医療生協が一緒になり、総合生協連として出発してから30回目となる記念すべき総会であること。2009年度は活動スローガンを「広範な人々とのネットワークの力で暮らしの危機を突破しよう」とし、ネットワーク型の運動を拡げることで運動の輪が大きく広がりました。一昨年は、「地産地消運動促進ふくしま協同組合協議会」を結成し、県内の主要な協同組合のネットワークができ、県内の労働団体、労働福祉事業団体との協働も県労福協のライフサポートセンターの活動を通じ、前進しました。

　また、本日の午前中には、県内消費者団体が大同団結した「福島県消費者ネットワーク」の設立総会が開催され、消費者市民社会の確立のための第1歩を築くことができました。

　県を始めとした関係者の方々に深く感謝申し上げます。
　事業経営を巡る環境はたいへん厳しいものがあります。

　最悪に備える姿勢を理事会は持つこと。私たち生活協同組合・生活協同組合人として、「組合員の暮らしとその地域を守るというミッションを役職員がしっかりと共有すること。もう一度協同組合の原点に立った運動と事業を強力に進めることを強く訴えます。

　生協は「平和とよりよき生活のために」が、もう一つの原則です。
　私たちは平和をこそ大切にするそういう運動体であることも確認しておきたい。

という挨拶がありました。

　次に来賓としてお出でいただいた福島県消費生活課長の大内幸子様、福島県農業協同組合中央会副会長の庄條�ｺ一様、福島県労働福祉協議会会長の影山道幸様、日本生協連北海道東北地連事務局長住吉　登様の四氏より大会の盛会と今後の発展を祈念した御祝辞をいただきました。

大内幸子様	庄條�ｺ一様
影山道幸様	住吉　登様

　また、来賓として福島県農業協同組合中央会参事の川上雅則様の紹介がありました。

　今総会を祝って全国の都道府県連・生協・友誼団体からいただいたメッセージと祝電79通が披露されました。

　議事に入り、第1号議案「2009年度活動報告並に決算報告・剰余金処分案承認の件、監査報告」が、佐藤専務より提案され、宍戸監事より監査の結果が報告されました。

　第1号議案は、審議の後、代議員全員の賛成で決議されました。

　次に、第2号議案「役員（理事3名）補充選任の件」が、連合会理事会推薦区分役員選任委員会委員長の福地庸之理事より提案がされ、全役員の選任が、代議員全員の賛成で決議されました。

　第3号議案「2010年度活動計画(案)承認の件」、第4号議案「役員報酬決定の件」、第5号議案「2010年度収支計画（案）承認の件」、第6号議案「議案決議効力発生の件」が一括提案されました。

　一括審議の上、個別採決の結果、第3号議案から第6号議案まで、全ての議案が、代議員賛成多数で決議されました。

　全議案の協議の後に、総会決議文が、福島医療生協選出代議員の白鳥クニ子さんから、提案され、議場全員の盛大な拍手で採択されました。「総会決議案」【PDF：138KB】

　2010年度の活動スローガンを、

みんなの思いをひとつに広範な人々とのネットワークの力で安心・共生の福祉社会づくりを！とし、重点活動を

1. 福島県消費者ネットワークの力で地方消費者行政の充実強化を目指します。
2. 地産地消運動促進ふくしま協同組合協議会の活動を通し、農林水産業への関心を高め、支援をすすめて、食料自給率向上を目指します。
3. 県労福協の活動に結集し、県行政や県議会との関係づくり強化や政策提言能力の向上を目指します。

としました。

　また、今期で退任される福島医療生協選出理事の齋藤和衛常務理事（5期半11年）に、感謝状と記念品が手渡され、退任の挨拶が述べられました。

　その後、新任理事三氏より、就任の挨拶が述べられ、3時45分、第30回通常総会を終了しました。

会場

《新しく就任した理事》

有識者理事　清水修二氏（現福島大学理事・副学長）
会員枠理事　荒井信夫氏（現コープあいづ専務理事）
会員枠理事　渡辺幸夫氏（現福島医療生協常務理事）