消費者力講座が開催されました(2009年9月14日・15日)
〜福島県ライフサポートセンター・生協連くらし委員会共催〜
7月に会津で開催された「今求められる消費者力」の学習会を受け、さらに消費者力を身につけようと、消費者力講座が県内二ヶ所の会場で開催されました。14日会津会場は16名が参加、15日福島会場には28名が参加となりました。
講師には、前回の学習会で分かり易い講演をいただき大変好評だった、広重美希さん(日本消費者協会・消費コンサルタント)をお迎えして、5時間の学習を集中して行ないました。
今回は「受験対策テキスト1」の内容、(1)契約 (2)悪質商法 (3)サービス (4)生活経済の4つの単元を学びました。「契約とは」の基本から始まり、普段は聞きなれない法律の詳細や、そして12月1日から改正される特定商取引法の内容についてまで、丁寧な講義をいただきました。
さらに受験対策として、テキストの目次をそのままインデックスにして貼り、自分なりの使いやすいテキストにすること、普段から新聞記事にアンテナを張り、この記事の内容はテキストのどこに該当するのかを考えること、検定の際の問題を解く順序等、消費者力検定の受験へ向けて、大変有意義な内容ばかりでした。
お昼ごはんもそこそこの休憩なしのハードな内容でしたが、広重さんの受けた相談内容を例にとった分かり易いお話にうなずきながら、参加者の皆さんは集中して受講されていました。
消費者力を身につけるという事は、自分のためだけではなく、広く地域全体が消費者被害から守られることになることを実感として感じられた講座となりました。
10月には下記の日程で「テキスト2」の講座を予定しております。(1)衣生活 (2)食生活 (3)住生活 (4)環境 と更に身近な内容となっております。
今回受講された方はもちろん、10月のみの受講も可能ですので、多くの参加をよろしくお願い致します。
消費者力講座II
10月6日(火) |
会津会場 会津協働会館3階 会議室 |
10月7日(水) |
福島会場 ろうきんビル5階 大ホール |
時間はいずれも、10:00〜15:00となっています。
受講料は、無料(初めて受講の方はテキスト代1680円)です。昼食は準備いたします。
さぁ、問題にチャレンジ!(未成年者の契約について)
18歳の予備校生が交わした契約のうち、取り消せるのは?
(1) |
お年玉の3万円で携帯デジタル音楽プレーヤーを購入した。 |
(2) |
保護者に内緒で12万円のダイエット食品を購入した。 |
(3) |
学生証を偽造して15万円のエステティックサービスを申し込んだ。 |
(4) |
保護者の了解をとって授業料10万円の夏期講習を申し込んだ。 |
消費者力検定試験に挑戦しましょう!
11月に消費者力検定の団体受検を予定しています(希望者のみ・受験料は2,800円) |
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団体受験となりますので、会場並びに日程については、消費者講座受講者の意向を聞きながら、今後決めたいと考えております。 |
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5人以上で団体受験可能なので、5人以上まとまれば、グループごと、地域ごとでの試験も検討します。 |
朗報!
消費者力検定試験を受けた方で、ライフサポートセンターのくらしの相談員として登録していただきますと、テキスト代、受験料について援助いたします。
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ライフサポートセンターのくらしの相談については、労福協サポート時代から過去5年間取り組まれ、多重債務や労働問題を主に、多数の相談に応じています。
しかし、寄せられる相談については、既に深刻な状況にあるものが多く、なぜもっと早く相談してもらえなかったかと思うことが多く、日常生活の中で、気軽に話ができる環境づくりが必要だと考えています。
そこで、ライフサポートセンターでは、「くらしの相談員」をボランティアで、できる方を募集しています。
くらしの相談員が直接、相談者の相談に応じるのは、毎月実施予定の集中相談日以外、日常では、今のところ予定がなく、相談された内容についてのケーススタディや分析などを行う場に、自由にご参加いただくようになります。
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問題の答えは、(2)です。
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