2002年度の県内生協概況は、組合員は34,059人増えて625,664人に、出資金は1億7千万円増えて97億7千万円に、事業高は585億円から558億円へと27億円の減になっている。組合員数は全生協で増え62.5万人になって、引き続き増えていることは私たちの生協運動への理解が進んでいることで、食の安全・環境・健康・医療・ライフプラン等々の取組みが正しく評価されてきたものと考えている。
出資金は100億円になろうとしている。一人一人の組合員が大変な中で出してくれている出資金の重みをよく理解して、各生協はコンプライアンス(法令遵守)経営に特段の配慮をして進めていっていただきたい。私たちは情報公開・アカウンタービリティ(説明責任)をきちんと果たしていかなければならない。
事業高では購買生協が落ちているが、これは組合員の購買力が相当落ち込んでいること、地域での競争が激しくなっていることが大きな要因である。
組合員のくらしをよく見つめて、そのニーズに機敏に対応することが大事になっている。
再建を進めているコープふくしまと県南生協は増益で決算を迎えることができ、両生協へ連合会としても敬意を表したい。
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