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「第22回福島県生協大会」が開催されました(2002年10月23日)

 県内12の会員生協の役職員・組合員256名の参加のもと「第22回福島県生協大会」が10月23日に福島市の県文化センターで開催されました。

 生協大会は近年、私たちの生協をめぐる問題や課題をテーマとして掲げ、一昨年・昨年と「食」についての諸事情・諸問題について学習を深めてきました。昨年からの相次ぐ「食」に関する事故や事件の発生から、今回もさらに「食」についての学習を深めることになりました。

 基調講演には、東京農業大学教授・ニッポン東京スローフード協会理事長の小泉武夫氏においでいただき、「これで良いのか、日本の食と農」と題して話していただきました。小泉氏は、現在の日本の「食」の周辺には早急に解決しなければならない2つの大きな問題があるとして、「食料自給率の低下」と「食品の安全」をあげ、これについて歴史的経緯・研究事例を織り交ぜて詳しく話されました。

 さらに、今回は県の生活衛生課の五十嵐敬司氏においでいただき、「福島県における食品の安全確保について」と題して講演していただきました。氏からは、今年6月から県が進めている、「福島県食品安全推進会議」による「食品安全基本方針(案)」と行政の施策となる「福島県食品安全確保対策プログラム(案)」についての、策定経緯・趣旨などが話されました。

 また、コープあいづからは「子どもの食生活 全国調査が解き明かした子どもの本音」と題して、今年生協総研が実施した全国の子どもの食生活の実態が報告されました。10年前の調査結果との比較や全国と福島県との比較がクロスされ、変化がわかりやすく報告されました。

 3本の講演・報告から、「食」を取り巻く諸問題がさらに認識され、それらの問題が1つ1つばらばらではなく、互いに深く関係し結びついていることが理解される大会となりました。

 大会の最後は、アピール採択となり、今回は「平和と豊かなくらしをめざす」を掲げる生活協同組合としては「有事法制」は相容れないものとして「有事法制に反対するアピール」が提案されました。アピールは満場一致で採択され、閉会となりました。

(会員生協から256名の参加でした) (挨拶をする熊谷県生協連会長) (「子どもの食生活」の報告)
(県生活衛生課五十嵐敬司氏) (東京農大学教授小泉武夫氏) (アピールを提案する加藤恵子さん)
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